(有)井上海産物 井上 義一さん
長崎市西坂町6番12号
TEL825‐8567
2005.3月号

稲尾義信さん かつては庶民の味として慣れ親しまれていた鯨肉。今日では、捕鯨の規制により貴重品として価格も上がり、皆さんが口にする機会も減っているのではないでしょうか。
 今回のがんばってますは、鯨肉をはじめとする海産物の製造販売の(有)井上海産物のご紹介。同社の常務取締役稲尾義信さんにお話を伺いました。
 同社は昭和63年に創業し、当時のJR長崎駅ぱるく長崎への出店を機に、鯨肉を長崎の特産品・土産物として売り出すことに着目。早速商品化に取り組んだ。「当時、主に市場で売られていた鯨肉を、真空パックなどで長期保存ができるようにし、外箱や包装なども観光客に受け入れられるものにしました」と稲尾さん。
 井上海産物の店名やロゴになっている勇魚(いさな)は昔からの鯨の愛称で、その看板は通行人の目を引く。また、長崎では、くんちの演し物「鯨の潮吹き」のほか、大きな鯨を食べて運をつけようと鯨肉を使ったおせち料理でお正月を祝う風習があるなど、鯨は長崎の生活・文化に密着した特別な存在。
 「国の調査では、20代の男女の約4割が鯨を食べたことがないそうです。高たんぱく・低脂肪・低カロリーと3拍子そろったヘルシーな鯨肉を幅広い世代の皆さんに食べていただきたいと考えております。新商品の“長崎鯨めんたい”は、食べやすく加工しており、初めて鯨肉を食べる人にもおすすめです」とのこと。
▲「鯨めんたいを長崎土産の顔になるように宣伝
   していきたい」と常務取締役の稲尾さん  
  
 
この“長崎鯨めんたい”は、調査捕鯨の鯨の背肉を辛子明太子であえたもので、コリコリと歯ごたえのある食感とピリッとした独特の辛味が魅力。
 実は、稲尾さんの奥様が晩酌のおつまみとしてたまたま作ったものがヒントとなっており、約1年間をかけて試作を繰り返し、じっくりと商品化した。お値段も1,050円(税込)と手ごろになっている。
 また、同商品は2月に行なわれた「長崎県特産品新作展審査会」で最優秀賞を受賞。4月13日からの浜屋デパート「県産品まつり」で表彰され即売会(19日迄)が行なわれる。
 「鯨が捕食するサンマやイカなどの魚の量は、人間の漁獲量の五倍に上るといわれています。鯨もミンククジラは76万頭以上南極海に生息しています。水産資源の確保に関わる「食糧問題」の観点からも、捕鯨の必要性を主張するとともに、親しみやすく、おいしい鯨商品を提供していきます」と語ってくれた。
 同社商品のお求めは、JR長崎駅アミュプラザ一階直売店「勇魚」または長崎空港売店、本社、ホームページでどうぞ。

▲直売店「勇魚(いさな)」、JR長崎駅アミュプラザ長崎1階
▲鯨と明太子の組み合わせが最高の味を演出している  「長崎鯨めんたい」
▲長崎鯨めんたいなど、詰合せセットも豊富
  (有)井上海産物のHP → http://www.e-isana.com/
〒850-8541(長崎商工会議所専用郵便番号)長崎県長崎市桜町4番1号TEL:095-822-0111FAX:095-822-0112・825-1490